龗神社発祥の夏祭 ~ 八戸三社大祭


技術協力:白陽写真館
毎年8月1日から8月3日までの間、龗神社を起源とする大祭式例祭「八戸三社大祭」が開催されます。 三社とは当神社、長者山新羅神社、神明宮の3社を指しており、それぞれの神社行列に御供する形で附祭(山車)が巡行します。 また、7月31日は前夜祭、8月4日には後夜祭が開催され、ライトアップされた幻想的な山車の合同運行も見物です。

享保6(1721)年の始まりから比較的長く続いている御神事で、2004年、国の重要無形民俗文化財の指定を受けました。

八戸三社大祭 開催日程

7月30日 御神体遷座祭
0:00~ 龗神社本殿より宝物殿内神輿へ御神体に御移り頂く神事を執り行います。
どなた様も参道から見学は可能ですが、一切の発語口述を控え、御低頭の上お静かにご覧頂きますようお願い致します。 また、神様に対し恐れ多い事ゆえに御神体を見る事はしてはならないとされているため、宮司が覆いながら神事を執り行いますので、無理やり覗き込むなどの行為はなさらない様にお願い致します。
7月31日 前夜祭
18:00~ 三社大祭前夜祭 祭典(龗神社本殿)
18:00~ 八戸市庁前及び三日町・十六日町等中心商店街一帯で山車の運行及び展示
8月1日 郷内半巡御祭(神幸祭、俗称:御通り)
13:00~ 八戸三社大祭 渡御奉告祭(龗神社本殿)
龗神社本殿にて行われます。一般の方は入殿できませんが、外からの見学は可能です。
13:30~ 出発式・湯立祈祷(龗神社境内)
参道横にて執り行われますので、どなた様も境内からの見学が可能です。
15:00~ 郷内半巡御祭(神幸祭)
神幸祭(俗称:御通り)は、八戸市中心街にてご覧ください。
8月2日 龗神社大祭式例祭(三社大祭中日祭典)
13:00~ 13:50までに神社にお越しのご参拝者は、どなた様でも拝殿に上がり神事へご参加頂けます。
8月3日 郷内半巡御祭(還幸祭、俗称:御還り)
15:00~ 郷内半巡御祭(還幸祭、俗称:御還り)
還幸祭(俗称:御還り)は、八戸市中心街にてご覧ください。
18:00~ 還御奉告祭(龗神社境内並びに本殿)
18時からの神事は一般の方も境内にてご覧頂けますが、御神輿から御神体が遷座される際は、神職の警蹕を合図に御低頭願います。 また、開始時間は行列到着の時間によって前後する可能性があります。
8月4日 後夜祭 ※神社での神事は行われません
~20:00 八戸市庁前及び三日町・十六日町等中心商店街一帯で山車の運行及び展示
9月2日 龗神社大祭式例祭(三社大祭終了奉告祭)
11:00~ 大祭式例祭
18:00~ 奉納盆踊り(龗神社境内)
どなたでも自由にご参加頂けます。お申込等の手続きは一切不要です。

※一般的に三社大祭は7月31日から8月4日までとなっておりますが、当神社では旧暦の例祭日で7月20日にあたる9月2日に例祭を執り行っており、この日をもって三社大祭にかかる全ての神事が滞りなく納められたとしております。

三社大祭運行ルートに関する龗神社の見解

八戸三社大祭の還幸祭におきまして、運行ルートの問題が度々取り上げられており、新聞社をはじめ多くの問い合わせを頂きますので、神社としての見解を以下に記したいと思います。

八戸三社大祭では、法霊山龗神社はじめ長者山新羅神社(柳川宮司)、神明宮(中居宮司)の三神社では、御神体に御神輿へ御遷座頂き、滞りなくお渡り頂く為に神職をはじめとする行列が供奉しております。 御神体の神幸ならびに還幸を伴う神祭であるため決して形だけ行列を組んで歩いているわけではなく、その意味を理解し、御祭神の御尊厳をお護りし、御神威に感謝を示すべく形式・所作に則った例祭を厳かに執り行っていく必要があります。

龗神社では大祭を執り行うにあたり奉告祭を執り行っておりますが、その際御祭神に奏上する祝詞には「郷内半巡御祭(さとうちはんめぐりのみまつり)」に神幸または還幸した旨を奏上します。 その字の通り、行き半分、帰り半分の経路を辿り神社に戻るという意味で、龗神社では、御通り・御還りともに神幸祭、還幸祭による郷内半巡御祭というのが正しい名称という事になります。 その為かつて1年のみルート延長した際、当時の第30代宮司は、人間の経済的な都合で本来還るべきを還らずに戻るべき道を通り過ぎますが、その年のみは恐れを知らぬその身勝手な過ちを何卒お許し頂き、藩領並びにその地に住まう御氏子に御神徳を頂きたく乞い願います、という内容をどの様に御祭神に奏上するか深く悩み考えました。

その年はそのような祝詞を奏上しましたが、神社行列以外は還らない事の許しを頂き、身勝手だがそれでも御神徳を頂きたい旨の理由を説明する言葉が見つからず、それ以降現在に至るまで、情けないことにその旨奏上せずに現在に至ってしまっています。 神社としましては三社大祭で八戸の観光や経済に寄与できるなら出来る限りの協力をしていきたいと考えておりますが、上記のような恐れ多い失礼を毎年御祭神に奏上する事は避けたい考えです。

また、近年の世情を鑑みるに、本質を失ったものが消え去っていく事例を多く目にし、本質の維持継承に価値を見出して戦略的に利用したものが成功し生き残っている事例を多く目にしています。 それに関東以西からいらっしゃる観光の皆様は、豪華で規模の大きな祭りやイベントに触れ合う機会はこの地方の方々よりはるかに多く、絢爛豪華なだけでは、それらの一つを超えるものにはなり得ません。 三社大祭だけは規模も豪華さも他と違うという意見もありますが、三社大祭以外の祭事もいろいろな特徴を持って素晴らしいのは言うまでもありません。 これらを考えると、目先のルート変更よりも本質を伝承し伝統を守り、その歴史的価値を土台に附祭の絢爛豪華さと存在意義を伝えていく事が事実として観光面での成功に繋がるのではないかと思わざるを得ません。

以上のから、御神威への感謝と畏怖、祭祀の厳修、伝統の継承、思い込みではない現実的な観光戦略・観光協力などを複合的に考え、龗神社では御神体が正常に神社へお還り頂けるような現在の還幸祭(御還り)ルートを辿るべきという考えに立っているものです。

八戸三社大祭で自由に参加できる龗神社の祭事一覧

義経北行伝説

義経正室のものとされる銅鏡
当神社は、源義経が平泉で自害せずに北へ向かったという義経北行伝説ゆかりの場所です。
鳥居の建つ場所は義経正妻の京久我大臣姫が自害した場所と伝わっており、手鏡が所蔵されています。
また、江戸期にこの地方に伝わる義経北行に関する口伝を書き留めた「類家稲荷大明神縁起」という古文書が本殿より発見され、現在市立図書館にて保管されています。

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